こんばんは、ヤマネコです。
家の中では通年スリッパを履いて暮らしています。
前提として、わが家の床は大半が標準的なフローリング。和室がなく、小さい子どもはおらず、在宅時間が長いけれどデスクワークも多く、猫と同居しています。
そんな暮らしのなかではスリッパ着用のメリットが大きく、できるだけ素足で床を歩かないことを前提とするようになりました。
ただ肝心のスリッパ選びについては、過去七年ほどで大きく変わりました。
- できるだけ全体が樹脂(主にEVA)素材のものから選ぶ。
- 布製や中綿入りのふかふかした素材のスリッパは避ける。
ここで挙げる樹脂素材のスリッパというのは、本体も底も中敷きもほとんど一体型のデザインのもの。

ストラップが可動式のものもありますが、できるだけ継ぎ目のないものが理想的です。
そもそも布製を避けるのは、わが家の猫との相性の問題。

上の一枚は2018年の写真で、生後数ヶ月の弟猫です。
- 過去記事:すぐに消える、冬のスリッパ案件。
当時(ちょうど秋から冬のころ)私が愛用していたスリッパは現在避けているふかふかの布製のものが多く、それらすべてが弟猫の狩りの対象でした。
何度取り戻しても、気づけば持っていかれてしまう。壊れたり買い直したりすることより、出てきた中綿を猫が誤食してしまうことが心配となって避けるようになりました。
余談ですが、布草履は例外。今も職人さんから頂戴したものを履くことがあります。これはたまたま猫の標的から逸れたおかげ。

EVA素材のスリッパも同様に、猫に狙われにくいのが採用の理由でした。といっても数足はぼろぼろにされてしまった経験があるものの、徐々にEVA製品に襲いかかることが減ってきたのです。
EVA製のスリッパと呼んでいますが、大抵はサンダル。外出用のデザインやベランダ用、屋内であればバスブーツなどなどに多い素材という印象です。
素材自体はゴムのような柔らかさで裏面(床にふれる面)のデザインによってはフローリングとの相性に注意が必要だけれど、五年以上使って生活していても床の傷が増えた印象はありません。

そして長く使っているからこそ感じる利点が、過去の室内履きのなかでは断トツの耐久性を持っていること。とにかく長持ちで経済的。
日常的な水滴や汚れもしみこむ心配はほぼなく、表面に汚れがついてもじゃぶじゃぶ水洗いができて衛生的です。
とくに猫がいる環境で、うっかり吐き戻しなどを踏んずけてしまったとき……布製スリッパは処分を覚悟することが多かったけれど、EVA素材の履き物であれば洗って乾かせば問題なし。これは本当にありがたいです。
- ちょっと大きめだけれど適度な弾力で履き心地がいい。
- 汚れや水濡れにも強く、お手入れも簡単。
- 猫の攻撃以外で壊れたことはなく、とにかく長持ち。新品同様のまま十年以上使える可能性も充分にある。
- つくりはシンプルなものが多く、素材自体も猫の毛がつきにくい。
こういった樹脂製のスリッパ以外はもう考えられません。

EVA素材(スリッパ)のデメリットとしては……
- 商品によっては素材のにおいがきつい(長くとれない)ものがある。
- 特定の環境下(濡れた床など)では滑りやすくなる場合がある。
- 華奢なデザインのEVAサンダルが少ない(ゴツめのものが多い)。
- 保管時もかさばる(ゲスト用にたくさん用意するのには向かないかも)。
また冬場もEVAサンダルを使うのであれば、冷えの対策は別途必要。とはいえスリッパがゆったりサイズなら厚手の靴下にも障らず、通年室内履きが一足ですむというのも便利なものです。
個人的に一番気になるのはにおいなのですが、わが家だと私自身の感覚より猫が嫌がらないかどうかがポイント。今のところ喧嘩を売っていくこと(あらゆる素材のスリッパに対して同じ反応)はあっても「くさい」と拒絶を示したEVA製品はなく、運にも助けられて愛用中。
再び猫にロックオンされるその日まで、スリッパといえばEVAサンダル。
わが家はこのルールを続けていきます。
デザイン的には以下のトイレスリッパ(コロンとした一体型デザインのもの)がお気に入りですが、両履きサンダルの使いやすさも手放せません。
本日の猫。

これは今のところぎりぎりセーフのEVAサンダル……です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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