祖母の刺し子ふきん

こんばんは、ヤマネコです。

今年の春から、刺し子ふきんを使い始めました。

 

刺し子。「糸」で線を引くように、模様を刺しゅうしていく日本の伝統民芸の一つ。

手芸屋さんに行くと「刺し子キット」なども販売されていますが、布と、それに映える色の糸、針、あとはガイドラインを引くチャコペンがあればできてしまうのだそう。布は晒などを用いることも多いようです。

この刺し子ふきんづくり、だいぶ前に手芸店のスタッフさんに聞いたら「簡単で初心者にもおすすめ」と言われた記憶があります。でも細かい目を均等に縫いとめていく作業はとても根気のいることで、美しく仕上げようと思えば時間もエネルギーもたくさん必要に違いありません。むしろ職人技。

そもそも私は裁縫があまり得意ではないし、何より、かわいいふきんほど汚したくない一心で、完成品をハードに使うのは難しそうだなと怖気づき、挑戦することもできませんでした。

 

刺し子ふきんとはそれきり縁がなかったのだけれど、この春たまたま親族との間で再び話題に上がりました。そして「祖母がつくった刺し子ふきん」がまだ残っている、という情報が。

見てみたいとお願いした結果、出てきたのは箱いっぱいの色とりどりの刺し子ふきん。なんでこんな宝物をしまっておくのでしょうか。いや、宝物だからしまっておくのでしょうか? でも今の私は、しまいこむことのほうがもったいないと思ってしまいます。

 

聞けば、祖母が今の私と同年代の頃につくったものらしく、残っていたのは初期の作品なのだそう。腕が上がってからのものは人に譲るなどして減らしたものの、練習段階で仕上げたものが自分では使い切れず、箱の中で眠っていたようです。

でも、十分にきれい。
十分にかわいい。

私にとっては「祖母がつくったもの」という付加価値も高く、迷いながらも数枚いただくことに。本当は全部ほしかったけれど(箱ごとどうぞ、と言われたけれど)、まずはすぐに使えるぶんだけをと厳選しました。

 

用途は、食器拭き。人用と猫用で分けずに使うつもりだけれど、ちょうど猫の食器を拭くのに使っていたタオルが私の握力に悲鳴を上げ始めていたので、それと交換です。

猫の食器だけはキッチンから離れた洗面台などで洗うことが多く、そちらでも活用したいなと。

ぜいたくな使い方をしている自覚はあるけれど、とてもいい。

  • かわいい(点線はさりげなく、色味の主張も激しくない)。
  • 乾きやすい(二重?の晒なのですぐに乾く)。
  • かさばらない(収納時も便利)。

ふきんについては、薄いと吸水性に欠けるし、厚いと乾きにくく不衛生。長短色々あるけれど、刺し子ふきんも大量の食器を拭くには心もとないかもしれません。ただ少量の洗い物用と割り切り、必要に応じた数枚を併用すれば問題は解決するかなと。

 

私の親族には何らかの手づくりを生業にしていた(る)人がとても多く、祖母もその一人でした。手縫いされた年代物の着物なども大事にしているけれど、こういった日常的に使える雑貨類もうれしい。

とはいえ、これはもしかすると半世紀くらい前の刺し子ふきん。

そう思うとちょっと緊張します。でもタオルやふきんは消耗品ととらえているのでできれば気負わずに、最後まで大切に使い切ろうと思っています。

 

本日の猫。

自分のベッドをひたすら掘る、一歳。
おでこで体重を支えながら掘る執念です。

残念ながらベッドに穴を開けることはできなかったので、今度は……

私のスカートのすそを掘ってみる。
やめて、穴、開けないで。

と思いながらも、やりたいようにさせておきました。

でも、やっぱり開かなかった。
ショックで茫然(?)の一歳。

すかさず慰めに入るのが、うちのやさしい兄猫。

ところが一歳、このあとお兄ちゃんにとびかかっていきました。
恩を仇で返す弟猫なのだけれど、お兄ちゃんのことは大好きなのだと信じています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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