桜のつぼみが「いつ」つくられるか、知っていますか?

こんばんは、ヤマネコです。

突然ですが、桜のつぼみが「いつ」つくられるか知っていますか?

私は今年、ようやく知る機会に恵まれました。

ここ数日、天気がよい日をねらいながら、外に出たがる猫と一緒に散歩に出かけています。そして近くの公園で毎日のように見上げるようになったのが、桜の樹。

上の写真は、このときの咲き誇っていた桜と同じ樹です。

夏を待たずに花は散り、今は完全な葉桜に。虫が落ちてくるかもしれないので樹の下に長くはいられないけれど、葉桜を眺めるのも嫌いではないなと思いながらの散策をしています。

 

そんな桜の樹の、花のつぼみ。「いつできるか?」と問われて、私がイメージしたのは冬の終わりの頃でした。

雪解けとともに春の訪れを告げる桜のつぼみが芽吹き…

そんな表現がぴったりの季節。

ところが桜の花のつぼみがつくられるのは、「初夏」なのだそう。

 

夏に、つぼみができる。
秋に、葉からつぼみへと栄養を送り、次第に葉は散る。
冬に、つぼみは越冬芽となり春を待つ。

そして春につぼみがふくらみ、花が咲くのだそう。

 

言われてみれば「秋に狂い咲きする桜」などがニュースになることもあり、それはつまり「秋には花の咲く準備が整っている」ということ。そのときにまだ芽吹いてもいない樹だったら、一時的な寒暖の変化くらいで花が咲くわけはないのです。

日々の気温が下がる前の秋頃に、台風などで葉が完全に落ちると、樹が勘違いして「既に芽吹いているつぼみを開かせてしまう」という仕組みのようでした。

 

それを知った今年の葉桜は、例年とは少し違って見えます。

これまでの葉桜は「葉桜の枝」としか見えていなかったけれど、その陰で既につぼみが育っている。芽吹いたつぼみを、数ヶ月かけて大切に育てているのが桜の樹。

花は子どもで、樹は母のよう。

正確な日数は違うかもしれないけれど、葉桜を見上げながら「十月十日」という言葉を思い出しました。

 

この話を知ったのは入梅の少し前(そのとき読んでいた本から)で、梅雨が明けたらブログに…と思っていたのにすっかり忘れていたんです。

気づけば、もう秋。今年も家族がミニカボチャを買ってきてくれる季節になっていました。

日々、目の前のことに尽くす暮らしも充実してはいるのだけれど、時にはよそ見もしながら、知らなくても生きていける「トリビア」を手に入れるのも楽しい。

今年の秋はそんなことも考えながら、いつも以上に読書の秋を堪能したいと思っています。

 

桜のつぼみについてはこちらの本で読みました。

 

 

本日の猫。

猫にとっては「もぐる季節」に移行しつつあります。

週末寒くなるとの予報で、早めに猫の冬ごもり準備を始めました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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