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コロナ禍の心がけ、もう一度。

こんにちは、ヤマネコです。

コロナ禍の暮らしが続く今、SNSで見かけたというツイートを友人に教えてもらい考えさせられました。

 

文字ばかりになってしまうので、猫の写真を添えながらつづります。

 

教えてもらった話題はこのような内容でした。

  • 家族全員がコロナ陽性であることを検査キットで確認。
  • 病院などに電話をしてもつながらないので、家族全員で直接来院。
  • 診療時間内、待合室には他の患者さんも多数。
  • 件のご家族は「今すぐ診察が受けられないならここでマスクを外すかも」と。

最後の一つは発言にしても行動にしても嚇かしに感じられ、結果的には警察を呼ぶ事態となったそう。

今の世の中、起こるべくして起こってしまったことだと感じました。

 

あくまで主観的な話ですが、このご家族の行いは、正しい選択ではなかったと思う。やってはいけないことだと思う。医療機関の皆さんにとっても、訪れていた他の患者やその家族にとっても、迷惑を被るものだったと思う。

ただこの行動を起こしてしまったご家族の気持ちが私にはわかるような気がしました。

このご家族にはお子さんも含まれていたとのこと。その子が何歳かはわかりません。でも自分の家族、ましてや子どもが命の危機に晒されているのだとしたら居ても立ってもいられず、それが倫理的によくないと理解した上でも一線を越えてしまうのが親心なのかもしれない、と。

そんなことを、闘病の末に失った愛猫の姿に重ねて考えてしまいます。

 

かつての私の場合は猫だったので、同じにするなと言われるかもしれません。でも私にとっては息子も同然の存在でした。

ほぼ余命宣告を受け、残されている時間をひしひしと感じる日々、少しでも容体が悪化すれば何かせずにはいられませんでした。今私が動かなければこの子は明日を迎えられないかもしれない。瞬く間に呼吸が止まってしまうかもしれない。何度もそう思う場面があり、かかりつけの病院には診療時間外や休診日にもくり返しお世話になりました。先生やスタッフさん、更にそのご家族にまでたくさん気づかっていただいたのですが、多大な迷惑をおかけしたことを自覚しています。

だからコロナ禍、陽性反応を確認した上で自宅待機が最善とわかっていても、それ以外の選択肢を模索してしまうご家族の気持ちが少しわかるように思えたのでした。

 

今の自分は当事者ではないから、冒頭のご家族の行動が誤りだということを冷静に判断できます。誰もが大変な中で、その行動を起こしたご家族だけを擁護するつもりはありません。

ただ、自分の立場だったら絶対にしないだろうか? と真剣に考えると、答えに詰まってしまいます。仮にどんなに万全の備えをしていたとしても、素人にはどうにもできない場面はきっとあると思う。そんなときに助けてくれる人や方法が見つからなければ、どんな行動に出るのかは自分自身でも予測がつきません。

目の前で大切な存在が苦しんでいるのに、なにもすることがない。なにもしてあげられることがない。ただ見ているだけ、ただ待っているだけというのが、とにかくつらい。そして怖い。その一瞬の判断を誤っただけで、腕の中のぬくもりを失ってしまうかもしれない。

頭で出せる結論と、心の中から勝手に湧き上がってくる結論が、うまく噛みあってくれない。それを日常的にも、たびたび痛感していました。

 

ほしかったものが、買えなかった。
晴れてほしいのに、雨が降っている。
頼みごとを、断られた。

程度は違っても、これらは似ていると思います。日常茶飯事だし、大抵のことは「仕方ない」「代替案を」と折り合いをつけられる。でもそうできないものごとも中にはありました。

その苦しみを実感するたび、愛猫のことが脳裏に浮かびます。

 

そしてコロナ禍。今回の件をもとに今の私に唯一できるのは、感染しないように注意を心がけること。他にできることがないのが苦しいけれど、それがきっと一番重要。とはいえ一番シンプルでありながら、一番難しいことだとも思っています。

少なくともできる限り外出を控えるのはまだ必要なことなのだなと。元より在宅業なのだから他の人よりもハードルが低い条件です。またよく行くスーパーなどでは入口がちょっと混雑していると手指のアルコール消毒などをせずに入店してしまうことが何度かあったので、再度徹底しようと思いました。

同時に、万が一罹患したときのことも考えたり備えたりしながら暮らすことに。

 

見えないウイルスとの闘い。どうあっても避けられない場面もあるとは思うけれど、長引く状況へ悪い意味でも慣れてしまい、気づかぬうちに自分の怠慢も受け入れていました。ここまで家族ともども感染者を出さずにきたので、なんとなく自分は平気なのでは? と。

恐怖心も薄れてしまい気持ちがゆるんでいたけれど、お盆前の今、ここでもう一度引き締めていきます。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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