どこの家にもある道具で、ベルトのほつれ止め。

こんばんは、ヤマネコです。

日常的に腕時計を身に着けて生活しています。実はそのベルトの先端のほつれがひどくなり、対処法に悩んでいました。

腕時計ベルトの「ほつれ」の悩み

今の腕時計をつけ始めたのは昨年の春頃、ベルトを交換した(買い足した)のが同年秋。ちょうど一年ほど前のことです。新しいベルト(男女兼用品)は私の手首に巻くと長すぎたため、切って調節しながら使っていたのですが、何度か洗ったせいもあるのか切断面が少しずつほつれてきました。

もさもさしている部分をすぐに切り整えるか迷ったのですが、きっと今後も同じようにほつれてくるだろうと想像できます。対処するたびどんどん短くなってしまうのを避けられないか、他によい方法がないか?と悩んでいました。

どこにでもある「ほつれ止め」

切り口を糊(マニキュアのトップコートなど)で固めてしまうのが一番かなと思ったのですが、今の私はそういった道具で「水に強いもの」を持っていません。迷いながら手芸店で相談してみたところ、家にある道具で簡単に「ほつれ止め」ができることを教えていただけました。

それは着火ライター。一般的なライターでも、マッチでも、ガスコンロでも構いません。必要なのは「炎」です。

ナイロンベルトの切り口をこの炎で「炙る」だけで、糊で固めたようにほつれが止まるのだそう。

しくみ

ナイロンベルトを炙ると素材がとけます。炙るのが一瞬であれば、ベルトに炎が移って燃え広がる心配は少ないのだそう。そして炙ったベルトを炎からすぐに離せば、とけた素材はあっという間に固まり、ほつれることはなくなるのだと教えていただきました。

この方法で対処可能なのは「炎でとける化繊の素材」のみ。広範囲に処置するのは難易度が高くなるため、主にナイロンテープなどの先端だけに実用できる方法だと思います。また燃え移りやすい生地には使えません。

実践

まずはベルトの先端がもさもさのまま固まるのを避けようと、軽く切り整えました。

そのあとの「一瞬」の写真は撮れなかったのですが…

  1. 片手にベルト、片手にライターを持つ。
  2. 着火したライターの炎で、ベルトの切り口を炙る。

これだけです。炎と素材を近づけすぎないように気をつけながら、炙る時間はほんのわずか。ただ一瞬すぎても炙りきれない(とけない)ので、様子を見ながら炎をあてます。私はベルトの切り口を、炎の上でスーッと横切らせるような感覚で行いました。

結果

本当に固まりました!

作業したのは先月半ばでその後も以前と変わらない暮らしをしているのですが、断面にほとんど変化なく(ほつれの進行なく)、劣化は止まったように感じています。

炙った直後、私は一分も待てずに触ってしまったのですが(注意!)火傷するほど熱くはなかったです。もし炙り足りないと感じたらもう一度、という方法を数回くり返し、納得のいく仕上がりになったと思います。

ハンドメイドにも便利

同じ方法をハンドメイドにも取り入れてみました。

こちらはPP(ポリプロピレン)テープ。画像のとおり購入時からややほつれていたので、先端を少し整えたあとに炎で炙ってほつれ止めを施しました。

それから細かいパーツをつけたり、手縫いをしたり。

そして完成したのが手づくりリードです。
簡単に言うと、猫のお散歩用の紐。

手持ちのハーネスと組み合わせて使います。

ちなみに56nyanで購入したハーネスのベージュカラーと同系色。組み合わせても違和感なく使えそうでした(留め具もベージュにすればよかった…)。

同シリーズのしっかりしたリードは1600円くらいなのですが、簡易的に手づくりしたらロングリードが500円もかけずにできました。

比べたら大変失礼な仕上がり…とはいえ、ひとまず庭散歩に仕える長いリードがほしかったのです。私の手づくりでもそのくらいの用途には十分でした。

おわりに

火の扱いに気をつける必要はあるけれど、パパっとできるほつれ止め。最初は腕時計のベルトだけをどうにかしたいと思っていたのですが、この方法なら色々な場面で応用できそう。

ただ、このテクニックを伝授してくださった手芸店で、何も買わずに出てきてしまったことだけが心残りです…。すてきな店員さんに感謝して、手づくり熱の冷めないうちに次こそ買い物をさせていただこうと思いました。

 

本日の猫。

さあ散歩に行こうか!

俺はこっちの輪っかのほうを持つのでよろしく!

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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