こんばんは、ヤマネコです。
昨年の秋頃、カインズホームで「ポップアップ温室」というものを買いました。
ポップアップというのは、飛び出すしかけという意味で使われる言葉のようです。開くたびに立体的な光景が広がる絵本やグリーティングカード、携帯に便利な折りたたみ式のコップなどにも同じ表現が使われていました。
わが家に迎えたのが、温室。
小さなビニールハウスです。
最初は旅行用バッグなどにも入りそうなくらい(直径40cmくらい?)小さくたたまれていたのですが、開くと高さ80cmほどのテント型になります。
開封時は独特のニオイ(ビニール臭?)が強かったのですが、念のためにアルコールで全体を拭いたあと開きっぱなしにしておいたら気にならなくなったかなと。
これを猫たちの寝床の一つに加えてみることにしました。
わが家の猫たちの半数はリビングにいるのですが、ふだんは仲のよい子たちでも突然ケンカを始めることがありました。遊びの延長も多いようなので、ケガさえしなければ軽い取っ組み合いはよしとしています。
ただ年齢や体力の違いで「ずっといっしょ」は疲れてしまう様子。
そこで「同室内でも寝床は別」を選べるように考えており、その一つに温室はどうかなと。
- 温室の保温性で冬場はあったかそう。
- 外で使えるものなので水洗いもできるはず。
- 透けて見えるので安心できそう(中の様子も見やすいし、傷みにも気づきやすい)。
- 必要のないとき(季節)にはたたんで収納しておける。
カインズホームの製品で、お値段は1,500円ほど。さわってみたところビニールの強度も悪くなさそう。それでも一冬もてばいいかなと割り切って買ったのですが、意外にも破けるなどの大きな破損はなかったので(よく観察すると爪を立てた穴などは開いていますが)来冬のために保管していました。
ところがこの夏の間にも、このポップアップ温室がたびたび活躍していたんです。
理由は、冷房を苦手とする子がいたから。
リビング(他猫のいる部屋)のエアコンは、日中ほぼつけっぱなし。28度設定にしているのですが、温度計を見ると場所によっては25度くらいを指していることもあります。猫にはそのくらいでもよいと聞きますが、それでは寒い子もいる。
環境の違う寝床を複数用意して備えていますが(直風が当たる場所や、エアコンから遠い窓辺など)、さいごの砦のように使っているのが温室。
夏に温室を使い始めたのは、冷房の利用開始後だいぶ経ってから。他の子には快適らしい温度が、別の子にとっては寒いのかなと感じ始めて毛布などを増やす中、収納しっぱなしだった温室を思い出しました。この夏設置は大正解だったようで、中で代わる代わる猫たちが丸くなっているのを見かけるようになりました。
入口が大きく開いていても、しばらく手を入れていると温室の中は若干ぽかぽか。私は暑いと感じてしまうけれど、こういう「選択肢」は常に猫たちにもつくってあげたいなと。
こうして温室ならではの使い方をする一方で、遊び場としても活躍。
兄猫の背後に、危険人物。もとい、危険ニャン物。
弟猫がつっかかっていくので、すぐに取っ組み合いが始まる。
そしてお兄ちゃんは去る。かわいそう。やめてあげて。
未使用トイレ(災害時の持ち出し用)に布を敷いて入れておくと、ベッドとしても活用してくれます。
しかし、ここにも魔の手が……
いやがらせではなく、お兄ちゃんが大好きなんだと思う。
しかし愛は伝わらず。お兄ちゃん、去る。
もっとやさしくしてあげないと伝わらないと思うな。
こんな具合で、あたたかい寝床に、遊び場に、と多機能なネコハウスになっています。
汚れたら水洗いできるし、使わないときはたたんでおけるし、中で眠る猫が明るすぎるのを嫌うようならバスタオルなどをかけて遮光してあげることも。
多少乱暴に扱われても大破は免れているので、今後も色々工夫しながら設置を続け、猫たちのすごす場所として残せたらと思っています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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