こんばんは、ヤマネコです。
今年は(今年も)ハロウィンパーティーへの参加が叶いませんでした。
私の数少ない友人たちが一同に集う、数少ない機会、それが私にとってのハロウィンパーティー。残念ながら昨年につづき、今年も参加することができなかったと昨日吐露しておりました。
結果的に出向くことすらできなかったのだけれど、そのパーティーへ私がひそかに持ちこもうと思っていたのが、「猫のおもちゃ」です。
パンダデザインのかわいいこちら、たしか二年ほど前に購入したものだったと思います。
動力は電池で、スイッチを入れると床の上をカタカタ走り始めます。それを猫が追って楽しむ、なんてことない簡単なしくみのおもちゃです。
ただよくよく見ると、その動きがどこか「G」っぽい。
暑い季節に突如現れる、あの黒光りした虫のことです。
実際にはカタカタという移動音が大きいため虫という雰囲気ではないのだけれど、意外にも直線的な動きだけでなく、狭い範囲でくるくる回ったり、ひっくり返ったときに起き上がろうともがいたり、壁(巾木)づたいに部屋の隅をひた走る姿が、Gのそれを彷彿とさせるのでした。
そのどこかアンバランスな異質さが、猫たちを魅了する様子。
うちは全力で追いかけて行く子猫が勢い余ってふっ飛ばしてしまうので、猫用のサーキット(本来はボールを転がして遊ぶレール)を走らせることも多いです。
そんな話を少し前に顔を合わせた友人にしたら「ハロウィンのいたずらに使いたい」と言われたんです。黒い紙でも貼って、みんなの足元を走らせようという提案。割と動作音の大きいおもちゃですが、音楽のかかる部屋ならごまかせるのではないかと。
びっくり箱のようなもので、ほんの一瞬、みんなを驚かせたいという目的はいささか悪趣味ですが、件のパーティーにおいてこの手のことがめずらしくない前提ありきで私も乗り気になっていました。
とはいえ結局未遂のまま終わったのは、なんらかの天啓かもしれません。悪いことってできませんね…少なくとも、うちでは猫が見ていますし。
このおもちゃ、実のところアダルト組は早々に飽きてしまう子も多く、ここ数ヶ月はとんと出番がなかったのです。でも子猫のためにと出してみたら、どこまでもどこまでも追いかけていって、時々仕留めた獲物をくわえたまま意気揚々と戻ってくるようになりました。
本当にうちの子はかしこいなと。
恥ずかしげもなく親ばか全開でそんなことを思うのですが、いつか、何か、「別のモノ」をくわえてくるのでは…という恐怖もあって、手放しで喜ぶことができません。
そう考えるとハロウィンか否かは関係なく、猫との暮らしは、いつだってスリルと隣り合わせだということを思い出すのでした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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