こんばんは、ヤマネコです。
下世話というか、無遠慮というか、それでもくり返し向き合う必要のあった経験の、お金のことについて書かせてください。
感情的にならないように、意識して、少し淡々とつづります。
また犬や猫に限らず、ともに暮らす動物たちを、一部「ペット」と呼称します。
子どもの頃からたくさんの犬猫たちとかけがえのない日々をすごしてきました。でもどんなにその時間が幸せでも、さいごには必ず別れが訪れます。
そのため、気づいたときには「別れのあと」の流れが知識としてありました。
- 死後硬直が始まる前(できれば一時間以内)に、姿勢を整えてあげる。季節によっては保冷剤などで遺体を冷やす。
- そのあとの行き先(ペット向けの葬儀社など)を決める。依頼先によって「火葬できるもの」が変わったり、「木製の棺」や「アルミパックのごはん」などがNGだったりするため、要確認。
- 遺体を送り出すのに向けて、必要なものの用意をする。
- 送り出す。
旅立ったあと、熱を失い始めた躰は、猫の場合だと数時間もしないうちに硬直が始まります。その前に四肢の状態を整えるようにしてきました。そうしておかないと、棺に入れてあげることができなくなるから。
それから自分の気持ちがわずかでも落ち着いた頃合いに、あとの流れについて考えます。
地域によって違うかもしれませんが、持ち家一戸建てで引越しの予定がないような場合は庭深くに埋めてあげても問題ないそう。
私自身も手乗りの小動物を看取ったとき庭に埋葬したことがありますが、今は比較的通いやすい場所にペット霊園があるため、火葬(返骨)まではそちらでお世話になっています。
その霊園はとある寺院で、ペット専用のお寺というわけではありません。もとは人間専用(?)のお寺だった敷地内に、ペット霊園(火葬場や納骨堂)が設けられた、私の住む地域では数少ない場所でした。
- 費用は、大人の猫の場合だと30,000円弱。
読経、火葬、お位牌などの費用が含まれますが、納骨や管理費、棺代や遺骨を持ち帰る場合(自宅供養)の骨壺代などは別途。
安くはないとも思ってしまうけれど、家族葬ながら住職さんに読経もしていただけるし、そのお寺の檀家でなくてもお願いできるのがありがたいです。
そしてわが家も戸建てなので、遺骨は持ち帰り、土に還すようになりました。
供養にかかる金額はお寺に支払うものがすべてのような気がしていたのですが、昨年、そうではなかったことに気がつきました。
というのも小さいことですが、二ヶ月に一度くらいお線香を買い足しているんです。
香りなどにこだわらなければ親戚宅から分けていただくこともできる環境にいるのだけれど、他の猫たちの存在があるため選択肢がせばまり、一箱1,000~1,500円くらいものを自ら選んで購入しています。
- お線香代は、月500円強。
それから仏花。これは家族がすすんで買ってきてくれるのに甘えています。
今は、なんとクリスマスに買ってもらったカーネーションなどがまだまだきれい。室内の温度が低めだと切り花は長持ちでうれしいのですが、夏場は一週間足らずでだめになってしまうことも多々ありました。
一束500円くらいで買えることもあるらしいけれど、それが毎週になれば、少なくとも月に2,000円はかかります。
- お花代は、月2,000円強。
細かく出ていくので大金という感覚にはならないけれど、それが数ヶ月続いているので、いうなれば「お仏壇の維持費」のようなもの。
完全に考え方の問題ですが、私はこれを無駄なお金だとはみじんも思わないので、節約しようとも考えません。ただこれを許してもらえることがありがたいなと、改めて実感しています。
数ヶ月前の写真ですが、このときのスイセンは庭で収穫したもの。こういう形での節約(?)はしてもいいかなと思うのですが。
さいごに。
「死の三兆候」というものがありますよね。
- 呼吸停止
- 心拍停止
- 瞳孔散大・対光反射の消失
呼吸が止まっただけでは、死ではない。
心拍が停まっただけでも、死ではない。
この三つをそれぞれ確認されて、初めて「死亡」と診断される、そういう兆候。
私が愛猫たちを看取るとき、自宅であることが多いです。そんな中、呼吸や心拍が弱まり、途絶えてしまったとしても、ともすればそれは冷え切った身体を前にしてさえ、まだ私の体温が伝わり、声が届くと信じています。
その上で、想いを伝えきること。
あとの供養がどんな形であろうと、一番に、それを大切にしたいと思います。
本日の猫。
いつになくぼんやりと、おとなしい子猫がいました。
何やら考え中?
いや、それよりも、私は君の背中の寝癖(?)が気になって仕方がないよ。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
お気に入りテーマ。
おうちごはんを楽しむ暮らし
無印良品週間で購入したもの
大人ナチュラルファッションが好き