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中秋の名月と、7年目のカメラ。

こんばんは、ヤマネコです。

本日、中秋の名月を迎えました。

習慣的にカメラのレンズを向けたのだけれど、私の愛機ではどうにも紙面やネット上で見かけるような美しい写真が撮れません。いわゆるコンデジと呼ばれるものなので限界があるのは承知しつつ、ちょっと残念だなという気持ちになりました。

 

スマホを持つようになってからも、ブログや仕事用の写真はデジタルカメラで撮影し続けており、ほとんど毎日数十枚をデータに残しています。機器自体はじきに八年目に入り、軽い不具合があるので(撮影に支障はないのですが、何度かメンテナンスに出しています)そろそろ新しいものを検討してもいいのだろうかと思い始めたところ。

せっかくなら月などもきれいに撮影できたら嬉しいかもしれない。というのは十五夜当日だからこその一時的な思考で、たぶん私のカメラ選びの優先条件には加わりません。欲をいい始めたらキリがないから。そんなこんなで苦手な家電選びに再び奮闘する日々が、近く訪れるような気がしました。

 

もとより時間がたってから写真で見る月よりも、そのときだけ視界に映す月のほうが、私にとっては価値あるものともいえました。

上手な人やプロが撮影した一枚であればまた全然違う意味を持つと思いますが、少なくとも私が撮る写真と比べるのであれば、今日見上げる月、その一瞬だけしか見られない月のほうが貴重です。

今年はそんなことを考えながらのお月見でした。

 

今夜の月を見るためだけに庭に出てもみたのですが、屋内へと戻った後で窓からも覗くこと数回。好奇心をくすぐられたのか弟猫が私の隣に並び、一緒に空へと視線を向けてくれました。

正確には、いつもと違う私の行動や、私にはよく見えない鳥や虫のほうに興味を持っていたのだろうけれど、ガラス越しでも一緒にお月見ができるのは幸せなこと。好奇心旺盛な猫たちとの暮らしはとても楽しい、というのをお月見しながら再確認。

 

私が写真を撮り続ける理由の一つは、猫たちの成長記録も兼ねてのこと。

もちろん中秋の名月と同じように、今目の前で存在している猫たちのほうが貴重で、大事。それは変わりません。

ただ写真を残すことで毛色や毛並み、体形の変化、その時々でどんなものに興味を持っていたか? 何を嫌っていたか? などを含めての記録にもなるし、その一枚一枚が思い出にふけるきっかけにもなります。残念ながら記憶は色あせていくもので、猫たちのすべてを覚えていられないことは私にとってとても苦しいことでした。

だからこその写真。

数年前からほぼ毎日「本日の猫」と称して猫の写真をブログにのせているのですが、それは自分でもたびたび見返しています。続けていてよかったなとくり返し実感する習慣の一つ。カメラ本体は新調も視野に入れていますが、できるだけ長く愛用できたらと思いながら引き続きお世話になります。

 

本日の猫。

というわけで、一緒にお月見をしてくれた弟猫です。

あいかわらず、尻隠さずの彼。

そんなところもかわいいです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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