こんばんは、ヤマネコです。
数年前から腕時計を愛用しています。
ベルト(ストラップ)はナイロン製。よくあるタイプでほどよく柔らかく着用感は問題なし。水洗いもできて衛生的でとても快適です。
ベルトに関してはデザイン違いや洗い替えに安価なものを取り入れながら使い続けているのですが、あるときシリコン製のものも試してみることにしました。
お試しだったので千円弱で購入できる品。ただそのお値段にしてはバリなどもなく、つくりも丁寧で良さそうだなと思いながら選んだものです。
ただ、結論からいえば、着け心地が快適とはいえませんでした。
手に入れたベルトの感触としては、可もなく不可もなく。よくあるシリコンのさわり心地でした。さっそく手首に巻いてみたときも、ほどよい柔軟性で着脱が楽。薄すぎるシリコンゴム(シリコンラップなど)は耐久性が心配なので、適度に厚みがあるのも安心でした。
ところが身に着けているうちに、それらが違和感につながりました。
理想的だと思ったそのシリコンベルト、手首に巻くようにしならせると常に正円を保とうとするんです。手首のほうは楕円に近い形状なのに、ベルトのほうは正円を維持。形があわず、たった数時間で手首にこすれて痛くなってしまいました。
正円のリストバンドなどはめずらしくありません。金属製のバングルやブレスレットでも正円に近いものはあるし、シリコン製のものだとチャリティーリストバンドなどを身に着けた機会は何度もありました。
- 過去記事:フェリシモ*AIMのチャリティーグッズ
ただ、そういったものに関しては、手首の周りでくるくる回っても問題ないんです。着用する際に手首にフィットさせるべきものも少ないと思います。軽量のものを緩めにはめておくだけ。
でも腕時計は手の甲側にしろ、手のひら側にしろ、位置を固定して身に着けたいもの。だからできるだけ手首のサイズにあわせてベルトを巻く。
でも正円に戻ろうとするシリコンが、楕円の手首に負担をかける。
試したのが夏場だったこともあり、シリコンによる蒸れと擦れで一週間もたたずにギブアップ。冬になってからもう一度だけ試したのですが、どちらにしても快適な着用感は得られませんでした。
そんな経験から、猫の首輪も硬めのものは痛いだろうなと気がつきました。
そもそも首輪を着けるのは難しく、事故を防ぐためにも簡単に抜けないようある程度は首にフィットさせる必要があり、逆に、当然ながら猫の首に負担がかけない程度には緩める必要がある。
腕時計のベルトにちょっと近いものがあるなと。
(私は腕時計のベルトもあまりきつく留めません)
ともすれば首輪の素材が硬いと猫の負担が増えるというのにも納得。
昔からなんとなく柔らかい素材の首輪を選ぶようにはしていたのですが、本当におぼろげな感覚だったものが、ようやく鮮明に理解できるようになった気がしました。
猫の首と人間の手首ではまったく同じと考えるのはおかしいけれど、硬い素材の負担はこんなふうに感じることもあるんだなと。しかも人間の腕時計なら違和感を覚えたときにすぐ外して対処できるけれど、猫にはずっと我慢させてしまうことに。嫌がるのも当然でした。
改めて、首輪をつけるのであればできるだけ柔らかい素材で。そしてできるだけ軽量のものを、と気をつけて選ぶことにします。
本日の猫。
家事の合間に友人へのLINEを返そうと一時的に座りこんだら、すかさずやってきて寄りかかってきた弟猫。
徐々に距離を詰めてきて……
最後は捕獲されてしまいました(私が)。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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