マイナス思考は、人のために活かす。

こんばんは、ヤマネコです。

ある年の瀬のこと、友人たちと忘年会をしました。

昨年植えてもらったすずらん、数日前に開花しました。

当時、ほとんどのメンバーが二十代前半。その頃の私の肩書きはアルバイトでしたが、内容的には全員が同業者。そうしてゆっくり集う機会はあまり多くなく、10人以上揃うのは年に数回程度のことだったと思います。

そして私以外の全員が、酒豪と呼びたくなるような飲みっぷりのいい顔ぶれでした。

 

その日も希望しておいた居酒屋の飲み放題プランで、いつものように次々とアルコールの注文が飛び交う中、メンバーの一人がソフトドリンクを頼みました。

いつもなら「一杯目は生(ビール)」と言い切るくらいの人が、その日はソフトドリンク。普段そのメンバーでアルコールを注文しないのは私くらいのものだったので、その場は当然のように「どうした?どうした?」となったわけです。

 

それは私と同い年の女性。彼女もまたアルバイトの同業者で、当時の若い仲間内では数少ない「既婚者」。飲み会メンバーの中には個人的な交流のない人もいたけれど、彼女とは親しくさせてもらっていました。

そんな彼女の注文を聞いて不思議に思ったメンバーの一人から、冷やかすように、

「妊娠?」

という言葉が出ました。それはもしかすると、そこにいた皆の脳裏をよぎった一言かもしれません。

問われた彼女は少し困った顔をしながら、

「…今はまだ言えなーい」

と軽い調子で答えたのですが、その場はすっかりお祝いムード。その日は文字どおり、どんちゃん騒ぎでした。

 

わが家にある唯一のバラ、モッコウバラです。

 

そういう発想はちょっと下世話だなあと今は思うのですが…正直、当時の私も「おめでただ!」という直感を疑いませんでした。

あれだけ大好きだったお酒をやめる。しかも既婚の女性が。安直ですがそう紐づけて、もし他のメンバーが訊いていなければ私が同じように問いかけていたかもしれません。

 

その翌年のことです。
彼女が重い病気を患っていると知ったのは。
 

 

今でも時々似たような場面に遭遇します。

あるとき、突然アルコールをやめる。
カフェインをやめる。
タバコをやめる。

それが同年代の女性だと、つい勘ぐってしまう。

 

私の経験上、あとで嬉しい報告があることも少なくはありませんでした。

ただ私にとって、一度目の失敗がとても大きく、とても後悔したことから、ふっと悪いほうに考えてしまいます。安易にお祝いごとのイメージができなくなってしまった。

 

とんだマイナス思考なのですが、最近はこの考え方もよいことだと受け入れられるようになりました。

どう転ぶかわからないからこそ余計なことは訊くまいと思うし、どうしても確認しておきたいと思ったとき(あまりないけれど)は、「期待」ではなく「心配」の言葉を選ぶ。

それで相手の負担が軽くなるかはわかりませんが、少なくとも変に揶揄するような言葉を発するよりは、私の気持ちが楽なのです。

 

アジサイは元気に準備中。

 

マイナス思考はよいことばかりではないし、学業上やビジネスの世界では「プラスに!」という考え方もわかるのですが、人の気持ちを慮るときには「マイナス」や「ネガティブ」の発想も有効かなと思っています。

予想が外れるよう願いながら、悪いほうに、悪いほうにと考えておく。
それはいつでも、人のために。

「人」というのは、相手のことでもありますが、まず最初に大切にしておきたい「自分」のことでもあります。

 

本日の猫。

あれこれ撮影したあとに、庭に出たがった彼を連れて(抱っこ限定)再び庭へ。

クローバー(ティントヴェール)の前で、ちょっとのんびり。

10分ほど爽やかな風にあたると満足するようです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。


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yamanekotora
子どもの頃に拾った猫を飼い始めたつもりが、いつの間にか猫に仕えるように暮らしています。猫にかしづく、それも幸せ。 ものづくりをライフワークにしています。