無洗米の気づきと、玄米食。

こんばんは、ヤマネコです。

数年前から玄米食を続けています。

健康のために、という意識で始めましたが、実際のところおいしくなければ続きませんでした。あるいは併用するための白米を手放せなかったかも。両方に違ったおいしさがあるので併用してもまったく問題はないのだけれど、収納場所や管理方法を考えると、わが家では一つにしぼれたことにも利点を感じています。

おいしい玄米食を続けるために大活躍しているのが圧力鍋購入した玄米を自宅で発芽させ、加圧炊飯するとモチモチ食感になります。これが本当においしくて。

今でも農家さんから新米を分けていただいたり、行事食のためにと白米を手にすることはあるけれど、定期購入するのは玄米のみになりました。私自身が満足しているのはもちろんですが、時々、恐る恐る尋ねている家族からも苦言がないことにホッとしています。

 

そしてマイルールになりますが、栄養価が高い玄米のおかずには好きなものを食べてもいいことに。好きなものをというと多義的ですが、栄養バランスについて神経質にならなくてもいい、くらいの気持ち。

それだけでも私自身が日々の献立を考えるときの負担が減り、家族からの不満が出ないのもここに起因しているかもしれないなと思っています。

 

そんな玄米食は今後も続けていこうという心づもりの中で、最近、「無洗米」について話を聞く機会がありました。

以前はわが家でもお世話になっていた無洗米。やめてしまった理由は無洗米にあったわけではなく、他のお米(今は玄米)のメリットが大きかったからです。玄米を続けるのが難しいと感じるようになっていたらそちらに戻っていたかもしれません。

そんな無洗米が「環境にやさしい」という話を聞きました。

 

そう聞いてすぐに思い至ったのが「お米をとぐ必要がないから節水になる」という、過去にも意識したことのあるその情報。ただ今回の話は「とぎ汁」についてのことでした。

無洗米の環境効果
生活雑排水のお米のとぎ汁には、リンやチッソなどの栄養素が多く含まれていて、下水処理技術の高い下水処理場でも、チッソ53%、リン34%が処理しきれず素通りしてしまいます。 (東京都下水道局のデータより)
チッソやリンは、赤潮、アオコなどの発生原因にもなってしまうのです。
また、下水処理するにも、汚泥の発生や大量のCO2を発生するのです。
本物の無洗米はそれらをゼロに出来るのです。
引用元:全国無洗米協会公式サイト

無洗米の最大のメリットは節水効果や手間の少なさだと思っていましたが、白濁したとぎ汁を大量に出さないことで環境負荷も減らしていたのだと知って驚きました。

 

この話を受けて、玄米はどうだろうか? と考えました。

白米をとぐ理由は、臭みの原因となるぬかや汚れを落とすことだそう。でも玄米の場合は精米されておらず、とぐ場合もぬかを完全に落としきることはありません。

私が玄米をとぐ(洗う)理由は、やはり汚れやほこりを洗い流し、吸水性を高めるために「おがみ洗い」で表面に傷をつけること。

おがみ洗いを始めると水はにごるので、ぬかも多少は出てしまっているのだと思います。ただ、そもそも玄米を選んでいるのはぬかに含まれる栄養を摂るためで、むしろぬかは残るようにという意識を持ちながらの洗米です。

無洗米の場合も炊飯前に汚れやほこりを取り除くために一度さっと洗いますが、やはり水は多少にごった記憶があります。それが玄米で出るとぎ汁と同じ(程度)とは断言できないけれど、私にとって目視できる範囲では近い感覚。玄米も洗いすぎなければ環境負荷は減らせているのかなと思いました。

 

なお無洗米のデメリットとしては、処理された状態ゆえに通常のお米よりも乾燥しやすく、周囲のにおいなども取りこみやすいことだそう。管理に気づかう必要があるため、まとめ買いには向かないように思うけれど、購入や管理の方法に気をつければ、環境的にも大きな利点のある食材だというのは驚きの情報でした。

 

とぎ汁については発酵水(化粧水や洗剤として使えるもの)の材料になると本で読んだのですが、今のところは検討するのみで見送り中。洗米後にそのまま貯めた状態で掃除や食器のつけ置きに使うことはあり、それで多少の節水にはつながっているのだろうと思えるものの、結果的に排水するのであれば懸念材料は残ります。

下水に流す以外の方法でと考えると、庭木にあげる方法が思い浮かびました。とぎ汁は有機物を含み、かびや虫の原因になるため観葉植物にはNGという話をよく聞きますが、庭木の場合も同じトラブルが起こる可能性もあり、あげすぎはよくないのだそう。

でも、毎日のように数リットル単位で出るとぎ汁。

そう考えると、やはり無洗米は環境にやさしい食材といえるのだなと実感。そしてちょっと都合のよい解釈かもしれませんが、玄米も大量のぬかを洗い流さない食材としては環境負荷を減らせているのかなとも思いました。

 

とぎ汁については掃除(油汚れを落としたり、無垢床を拭くとワックス効果があるなど)の用途について知っていたので、流すたびに排水パイプもきれいになるんじゃないか? などと勝手に想像していたのですが、まったくの見当違いでした。

玄米を扱う中でひどく白濁したとぎ汁を流すことはほぼありません(私がぬかを残す意識を持って洗米していることが理由かもしれません)。現状はそのまま、つけ置きや掃除などには使いつつ排水するつもりでいますが、もう少し工夫する方法を考えてみることに。今回の情報はそのきっかけになりました。

そして時々手に取る白米をとぐときには、ただ排水する以外の方法を意識して取り入れたり、その白米を購入するのであれば無洗米を選んだり、できることから始めようと思います。

 

本日の猫。

寝起きにかかとのお手入れを始めた弟猫。

その次は足の爪。私が切り忘れてしまった部分だと思います……この後ケアし直しました。

私の体が硬いので、彼の柔軟な肢体が本当にうらやましい限りです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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