こんばんは、ヤマネコです。
数ヶ月前から、今年の六月には水無月という和菓子を買おうと思っていました。
水無月といえば旧暦の六月。その名を冠した和菓子が存在するのことは知っていた(ずいぶん前にいただいた記憶もある)のだけれど、本場は関西。私が暮らしている関東の田舎ではなかなか見かけることもできません。
とはいえ有名どころの、それも都会の和菓子屋さんであれば販売もあるはず。たまに出かけたときには必ずデパ地下などでさがしていたのですが、時期やタイミングが悪かったのか結局出会うことができませんでした。
手づくりすることも考えましたが、昔々に食べた記憶は曖昧。味も食感もよく思い出せず、もう一度くらいは実食してから挑戦してみたいなと。
とはいえ手に入らない以上はと今年もすっかりあきらめていたところ、家族がシャトレーゼで見かけたからと買ってきてくれました。
それが奇しくも六月三十日。
夏越祓(なごしのはらえ)という神事が行われる日であり、その行事食ともいえる水無月を食べるのにぴったりの日取りでした。
そういう日だからこそシャトレーゼでも販売があったのでしょうか? とはいえその偶然にも、関東の田舎で製造販売してくれるシャトレーゼにも、私の希望を覚えてくれていた家族にも感謝していただくことに。
白いういろうに甘く煮た小豆を広げ、それを蒸しあげてから三角形に切り分けたものが、水無月という和菓子。
一年の半分である水無月の締めに、無病息災を祈りながらいただくのが習わし。三角の形は、暑気払いの意味合いで昔はとても貴重なものだった夏の氷を模しているのだそう。
せっかくなので意味を調べ、納得しながら盛りつけて。念願の水無月はもちもち食感と適度な甘さで、一口サイズなのにゆっくりと口に運びたくなるおいしさでした。
改めて調べてみると、道具や材料はほとんど自宅にあるものばかり。葛粉も葛湯として使うために常備しているし、小豆を煮ては定期的にストックしています。
とはいえシンプルながら奥は深そう。簡単につくれそうだと豪語はできませんが、今後は、とくに一年後の夏越祓には手づくりの水無月を用意したいという意欲がわきました。
本日の猫。
今日もキッチンのすみで、私の家事終わりを待つ弟猫。
この季節のキッチンは間取り的に比較的涼しいため、エアコンを入れていません。涼しいといっても動けば汗をかくし、もふもふの猫には暑いのでは、と思うのだけれど……
いつも待っていてくれるので、今日もちょっとはやる気持ちを抱えながら家事を片づけました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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