月経カップ、4種類の長期間レポート。

月経カップ、4種類の長期間レポート。

こんばんは、ヤマネコです。

愛用している月経カップについて、改めてまとめさせてください。長くなります。

※本日の更新は終始このテーマ(女性向け)です。
※製品本体の写真は、すべて開封時・未使用時に撮影しました。

月経カップとは

生理用品の選択肢の一つ。ナプキンよりもタンポンの感覚に近く、膣の中にやわらかいカップを収めて「経血を溜める」アイテム、それが月経カップ。

こちらは「ムーンカップ(ブラッドドッグス社)」という商品です。ムーンカップにはイギリス製のものや、偽物(?)も存在するようですが、私が購入したのはメーカーも製造もアメリカ製のもの。iherbなどでも取り扱いがあります。

処理するときはカップごと取り出し、中の経血を捨てればナプキンいらずで、下着も汚れません。

こちらの写真は「スクーンカップ」の説明書です。

この説明だけではサッパリ伝わらない気がしますし、使い勝手の悪さや安全性を心配される方もいらっしゃると思います。初めて見聞きする方は引いてしまうかもしれません…が、海外では割とメジャーな選択肢のようで、複数のメーカー品が存在します。

月経カップのメリット

カップ自体は洗って何度も使いまわせるため、「エコ」というのが魅力です。品物によっては一つ数千円と単価は安くありませんが、使い捨てナプキンを使っている場合なら数ヶ月程度で元は取れるため、長い目で見れば節約になります。布ナプ愛用の場合は、お手入れ(シミ落とし)の手間やストレスがだいぶ減るかなと(私は減りました)。

ナプキンを着けている感覚(厚み・異素材の不快感)もなく、私の場合はカップを装着していること自体を忘れてしまうほどでした。人によると思いますが、不意に「どろり」と出るあの感覚を味わう必要もなくなります。

月経カップのデメリット

まずは「自分に合うかどうか」がわかりにくいこと。仮にうまく取り入れられたとしても、着脱時の手間という問題があります。どうしても手が汚れてしまうため、出先での扱いにハードルの高さを感じます。ただ最長12時間は装着し続けることもできるので、多い日や宿泊日程でない限りは「着脱は自宅で」と考えれば少し楽になるかもしれません。

個人的な対策方法

私だったら「多い日の外出時だけはナプキン」で過ごし、「それ以外の日に月経カップ」という選択をしたいです。

メーカーの違う4種類の月経カップ

過去に四種類の月経カップを試しました。

ディーバカップ
ナチュラルカップ
スクーンカップ
ムーンカップ

セットの袋だけが残っています。

それぞれの感想と買いなおしの理由

いずれも長く使うつもり(本来は使えるもの)でしたが、諸事情からここ数年での買い替えが続きました。

ディーバカップ

初めての月経カップで、一番長く使いました。素材はやわらかく、そのおかげで初使用でも痛みや不快感を感じたことはほとんどなかったと思います。布ナプを洗うのが面倒だった私には革新的なアイテムでした。ただ特徴的な形状から爪で傷つけやすく、最終的にはそれが理由で買い替えることに。

傷つけやすい形状というのは、膣から引っ張り出すための突起(ステム)が「筒型」になっていたこと。筒型をかたどるシリコンは薄くなっていて、うっかり爪を立てると傷がつきやすく、それに気づいて注意し始めた頃にはボロボロになっていました。裂け目があれば汚れが入り込みやすく、何より清潔さを求めるアイテムなのでそのまま使い続けることができませんでした。

 

ナチュラルカップ

二代目は先代のつまみ(傷をつけてしまった部分)とは形状の違うものを優先しました。お値段が安く、当時から楽天で買えたのも選んだ理由の一つです。ディーバカップに慣れていたので変更には不安もありましたが、思いのほか快適でした。ただ本体の色合いがピンクのみで、経血の色確認がしにくいという理由から買い替えを検討し始めました。

私が気になったのは色だけでしたが、レビューから「米国のFDA認可のない(提示のない)商品」と知りました。気になる方は避けたほうがよいかもしれません。

 

スクーンカップ

こちらも手に入れやすさと、つまみの形状を優先。

細くて華奢ですが、思っていたよりつまみやすかったです。また取り扱い場所も、(Amazon以外に)楽天で買えるようになっていました。

海外サイトで「他社の月経カップよりやわらかい」と書かれていたのですが、実際にはこれまでのものよりも硬めで戸惑いました。しかも初めて月経カップの使用で「痛い」と感じ、一ヶ月目(ほぼ初日)にギブアップ。ただもう一度だけ試そうと二ヶ月目にも挑戦し、痛みは克服できたものの、あまりの漏れ具合に使用をあきらめました。

おそらくこれまでと違う「形状」と素材の「硬さ」が私には合わなかったのだと思います。こればかりは(体内の)個人差があるはずなので、商品の評価というよりも相性の問題で買い替えを決定。

あと、付属の巾着袋の縫い目が一番自由(?)だったのがスクーンカップ。

補足しておきますと、「素材自体が硬かった」というよりも、「厚みがあるせいで硬く感じた」のだと思います(ちなみに私の握力は一般的な女性より強めのはずです)。

他社のものより本体がだいぶ肉厚で、弾力がある一方で柔軟性に欠けるように感じてしまいました。柔軟性がないと膣内でフィットしないので、漏れ具合もひどくなります。

形状は一番シンプルで理想的に見えたのですが、自分に合わないのが残念でした。

 

ムーンカップ(現在)

これまでの経験と調査から、消去法で選びました。

届いたとき、先代のスクーンカップより若干大き目で焦りましたが、感触がやわらかく、装着にも問題ありませんでした。まったく痛みもなく、漏れもなく。

唯一気になっていたのは、ディーバカップと同じような「筒型」のつまみであることでしたが、これは当初から意識して使うことを前提に、使用スタート(ちなみに少しだけハサミで短く切りました)。

この夏で一年が経ちますが、おかげさまで快適です。

 

選択基準(私の場合)

代を重ねるごとに選び方を見直していました。以下はムーンカップ(現在の愛用品)を選んだときに考えていたことです。

サイズ

多くのメーカーが共通で「大小の二種類」を扱っているようです(後日追記6/26:ドイツの「メルーナ」という月経カップは、S・M・Lの三サイズを設けていました。シリコンではなく医療用TPE素材で、いずれのサイズもクリア/ホワイトがあるようです)。以下の説明文は、いくつかのメーカー品に書かれていたものを総括しています。

大:出産(自然分娩)経験済・30歳以上・性経験あり
小:出産未経験・十代~30歳くらいまで・性経験なし

各社に似たような説明文がありましたが、必ずしも正解とは限りません。出産経験済みの30代の女性であっても「小」で問題ない場合や、逆のパターンもあると思います。三十代に上がったらすぐに買い替えが必要かと言えば、そういうものでもないだろうなと。

こればかりは「試してみる」しか確認方法がなさそうです。

またサイズ表記自体も「S・M」「S・L」「1・2」などメーカーによって異なるのもややこしく感じました。

尚、ムーンカップのサイズ表記は「A(大)・B(小)」です。

色・形状

個人的にスクーンカップが合わなかったので、良好に使えていた「ディーバカップ」や「ナチュラルカップ」に近い形状のものを探しました。そういう形状のほうが薄手なのかな?と想像したため。

その上で、できれば着色のないクリアカラーを希望。これは経血の色や量をはっきり確認するためで、お手入れのしやすさにもつながります。

やわらかさ・素材

硬めだと感じたスクーンカップですが、ネット情報では「(他社との比較で)スーパーソフト」と書かれていました。でも実際にはそう思えなかったので、他を選ぶときも一か八かでした。結果的にムーンカップは使いやすくてホッとしました。

素材がやわらかいかだけでなく、厚みの有無も確認できればいいのですが…なかなかそういう環境にありません。

信頼できそうなメーカー品

廉価品が悪いというわけではありませんが、「優劣の判断がつかない」というのが一番の問題。その点、有名メーカー品であればレビューも豊富で情報も集めやすかったです。

私自身の選択ですが、こういう商品なので使用後の返品交換などは最初から期待していません。受け入れ態勢があるとしても個人的にためらってしまいました(実際にスクーンカップは使用後の返品受け入れを行っていましたが、とくに調査することもしませんでした)。

FDA認可について

先に言ってしまうと、これに関してはあまり気にしていません。ただ前項の「メーカー」にこだわった時点でほとんどの商品が認可ありのものでした。

ムーンカップ(現行)を選んだ理由

四つ目なので、サイズ、色、形状と選択肢を狭めていったところ、ほぼ見知ったメーカー品ばかりが残り、最後に「手に入れやすいもの」と考えたら、消去法でムーンカップに決まりました。

検討段階で、過去に使いやすかったディーバカップを買いなおすこと(安全策)も考えたのですが、せっかくなので(?)他社のものを試してレビューに活かしたいと思ったのも本音です。

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使い始めたら確認すること

基本的な使い方は取説に書かれています。その上で、私が確認したこと。

[使用前] ステムのつまみ方

ステムとは先端の細くなっている部分のこと。それをつまんで引っ張り出す仕様です。できるだけ爪を立てないように扱う必要があり、コツをつかむまで難しいかもしれません。

写真はスクーンカップのステム。実際に体内に入れる前に、(出すときに)どうつまんだらいいのか?を確認するのがよいと思います。  

[使用時] 装着の仕方

本体を上から見て「Uの字」に折りたたみ、少しコンパクトにして装着します。

写真はムーンカップのたたみ具合。

素材が硬いと「たたみにくく開きやすく」と扱いにくさが増すので、そういう意味でも、ある程度やわらかいもののほうが私は使いやすかったです。逆にやわらかすぎてクタクタの素材だと、経血が入った状態では安定しないように思います(今のところやわらかすぎるものには出会っていません)。

装着する際は普通に便座に腰を下ろした状態で入れることもできますが、スクワット(和式トイレ)スタイルで収めるのが楽なようです。また、これは試したことはないのですが…

このスタイル↑もネットで見かけました。

[使用中] 使用感の確認・不快感の有無

まず、痛みを感じたら「うまく装着できていない」か「サイズや形状が合っていない」のだと思います。後者の場合は同じものを使い続けるための対策があるとは思えないので、使用は中断することをお勧めします。

[使用後] 経血が漏れないこと

過去に使った「フィットしている月経カップ」に関しては、ほとんど漏れませんでした。時々装着具合が悪くて(自分のミスで)漏れてしまうことはあり、そのために布ナプも併用していますが、ほとんど汚さずに済んでいます。

基本のお手入れ方法

1. 石けんで洗う
2. しっかり乾燥させる
3. (できれば)煮沸消毒

ほとんどの商品に小さな空気穴があるのですが、そこを洗うのが以前は大変で…でも昨年、歯間ブラシが使えることを発見しました。

新品のブラシを一本、ここの洗浄専用にしました。

細かい作業ですが、ここに経血が詰まることもあるので、こうしてみがけると思うとすっきりします。

尚、私には合わなかったスクーンカップですが、他社のものに比べて細かい凹凸が少ない点は優秀だなと思いました。

それでも洗浄時にブラシは必要でしたが、とても洗いやすかったです。

電子レンジでの煮沸消毒について

また本体の「煮沸消毒」が推奨されている製品も多いため、ムーンカップでも取り入れています。使える鍋があれば簡単ですが、タッパーなどに「月経カップと水(浸かる程度)」を入れ、電子レンジで三分加熱という方法でもよいというのが、他メーカー品からの情報でした。

「初めての方」におすすめする月経カップ

私が挙げるとしたら、「ナチュラルカップ」です。
主な理由は、ほどよいやわらかさによるフィット感のある製品で、更には価格が安いから。

前述どおりデメリットもありますし金額で選ぶのは短絡的かもしれませんが、そもそも月経カップは高価なもの。いつかは元が取れると思っても、そもそも「自分に合うか」すらわからないだろうものです。

  • サイズ選び
  • 装着感など自分に合うか?
  • お手入れや使い勝手などの使用感

いずれも個人差があるもの。そういう部分を確認するためにも、安いものから試すのも一案かなと。ただ自分が使っていないものはオススメしにくいので、愛用したものの中から考えるならこれ、という結論でした。

 

いずれは買い替えも?

ナチュラルカップは(現在楽天で)3000円しないので、普段の「使い捨て生理用品の数ヶ月分」と考れば、すぐに元は取れるかなと思います。もしその頃に気に入っていれば、色などにこだわりを持って、同サイズで選びなおしてもよいと思います。

或いは、プラス1000円ほどでディーバカップ・ムーンカップの選択肢も出てきます。買い替えが必要になったときの金銭的負担は少し増えますが、もしぴったりのものに出会えたとしたら、そちらを選択する価値も十分ありそうです。

「返金制度」のある選択肢

個人的に相性が悪かったので(あと際立って高価なので)オススメしにくいのですが、スクーンカップには「使用後90日間の返品返金保障」というサポートがあります。楽天やAmazonなどで買ったものに適用されるかわからないのですが、サイトにも説明書にも日本語でそう書かれていました。そういうサービスを利用するのも一つの選択肢かもしれません。

最近気になる「THINX」という新たな選択肢

月経カップとはまた違った選択肢、THINXという下着が気になっています(公式サイトは英語です)。

下着そのものが経血を吸収してくれる、布ナプと下着が合体したような商品。ただ、布ナプの洗濯が面倒になってしまった私にとって、布製品には少し不安も。黒を選べば問題ないのかなとも思いましたが…(でも黒は、見えないだけかなと)、私に衛生的に使えるかの疑問が残ります。

今のところ私は月経カップに大きな不満がなく、乗り換えの必要性も感じないのですが、新たな選択肢として「THINX」は朗報だなと思いました。

おわりに

こういうアイテムはゴミ云々の問題よりも「女性のストレスを少しでも減らすため」のもの。それが大前提だと思うので、無理して使い捨てないものを選ぶ必要はないかもしれません。

ただTHINXなども含め、女性用品も日々進化したり、新しい情報が入ってくることもあります。デリケートな話題ではありますが、自分のアンテナを自分で折らないように、新しい情報も柔軟に受け入れた上で選択していけたらと思います。

 

本日の猫。

椅子の上でネムネム。

下では、アルミプレートの上でひんやり。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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