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猫の毛玉ケアに、ラキサトーン。

こんばんは、ヤマネコです。

複数の猫と暮らすわが家では、通年、猫たちの抜け毛対策を続けています。

換毛期と呼ばれる抜け毛の増える期間もあるけれど、実際には一年をとおしてこの悩みは尽きません。人間の手によるブラッシング、猫自身や猫たち同士でのグルーミング、毛玉対応のキャットフードやサプリメント(猫草も含む)など、継続的な対策が必要でした。

 

猫たちがそれぞれグルーミングする(お互いになめあう)ことも対策にはなるのですが、そうして猫たちの体内に入る毛が、おなかの中に蓄積してしまうことが心配。少量であればそのまま排泄される流れにも期待できるけれど、最悪の場合は手術で取り除く以外になくなってしまう可能性が。その事態はどうしても避けなければと思います。

でも一番多いのは、吐き戻し。毛玉を吐くという行為でさほど珍しくはないものです。当初は私自身が慌てるばかりだったけれど、今は落ち着いて対処できるようにもなりました。

とりあえず吐かせてあげる。
できれば水を飲ませる。
汚れは掃除すればいい。

えずき始めた猫に驚いて自分がドタバタと動いてしまうと、猫も怒られていると思って慌てたり隠れたりするので、そうではないことが伝わるように。嫌がられなければ体をなでながら、猫が吐き切るのを待つようになりました。

 

とはいえ、吐くことが習慣化してしまうのはかわいそうだなと。人間でもそうですが、嘔吐で体力が削られたり、毛玉とは関係なくごはんを吐くことが増えたり、胃液で口の中が荒れてしまったりと問題は続きます。脱水症状を防ぐために必要な水分補給も、猫たちが期待どおり飲んでくれるとは限りません。

それを防ぐために、時期や体質によって毛玉対応(毛玉ケア・ヘアボールコントロール)フードを選ぶようになりました。口から体内に入った毛が「毛玉」というかたまりになるのを防ぎ、自然に排泄されるよう補助してくれるごはんです。

 

ただその毛玉対応フードも体質や好みにあわなかったり、もともと食べているのが病気対応の療法食で変更するのが難しかったり、一つのフードを猫たち全員にあげられるものではありません。

そこでかかりつけの獣医さんと相談し、十年以上お世話になっているのがラキサトーン。

類似品は色々ありますが、こちらは動物病院で処方していただける医薬部外品の毛玉除去剤。主な原料は流動パラフィン、白色ワセリン、ペプトン鉄です。

 

余談ですが、このラキサトーンがきっかけとなって数年前まで私自身のスキンケアにもワセリンを愛用していました。ワセリンは人間の肌の保湿などにも使われるもので、猫の経口薬に使われる材料であれば猫をなでる手に塗るハンドクリームにしても大丈夫だろう、という考え方をしたためです。今も考え方は変わっていませんが、肌状態を理由にワセリンケアは休止しました。

 

このラキサトーンはシロップのような強い香りなのですが、まったく甘みがありません。というのは試食した私の感想。むしろ人間の場合は脳が「甘い」と誤解しているぶん、とても苦く感じました。

ところが一部の猫たちはこれが大好き。強い香りに惹かれてか、適量以上にほしがることもあるくらいでおやつ感覚であげられます。とろみのあるペーストを手やスプーンにとって、そのまま差し出せば自発的になめてくれる。薬の感覚なのにあげるのは本当に楽。

逆に香りだけ確認して逃げてしまう子もいるのですが、幸いわが家の中では毛玉対応フードと併用しながらなんとか全員のケアができるようになりました。

 

そんなわが家の必需品であるラキサトーンですが、夏場の保管には少し気を使います。

本来は歯みがき粉と同じように逆さまの状態で立てて置ける仕様で、パッケージには常温保存推奨とあり、それに倣っていました。

ところが高い気温で中のペーストがゆるくなってしまうんです。気を抜いて逆さまの状態で蓋を開けると、もはや液体のように全部流れ出してしまいそうな勢い。本来マヨネーズくらいの硬さだったものが、ドレッシングになっているような感覚です。

そこで常温を避け、とはいえ冷やし過ぎない程度の野菜室で保存するといくぶんかマシなのですが、それでも蓋の裏側がべたつきました。

試行錯誤の結果、本来とは違う向きで立てておくことに。何かに立てかけておいたり、小瓶などに挿しておいたり。開封直後からこの管理方法にしておくことで、最後までチューブの口や蓋を汚さず使い切れるようになりました。

 

薬は増やさずに、ごはんももっと色々な観点から選んだものを食べてもらいたいと思うのですが、毛玉ケアの重要性は通年感じ続けています。吐くこと自体はさほど珍しくはないものの、それをさせずに毛玉ケアができれば何よりかなと。

猫の病気やけがの原因は様々。どんなに努力したところで避けられないことはある、というのもくり返し痛感してきたけれど、毛玉ケアは比較的無理なくdきることの一つ。気を抜くことなく続けていこうと思っています。

 

本日の猫。

手招きして弟猫を呼んでいたら、そのまま頭突き。からのなでなでタイムに入りました。

ブラシを持っていないときでも、全身ケア。

気持ちよくすごせたようで、そのままおやすみになりました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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