発芽玄米、始めやすいのは夏。

こんばんは、ヤマネコです。

あこがれの発芽玄米を始めて数ヶ月経ちましたが、最近、仕込みが楽になりました。

スタートから半年強。私が手順に慣れてきたというのもあるのですが、夏の訪れによる「気候」に助けられています。

 

市販されている一般的な玄米を長時間にわたって浸水させ、成長をうながす発芽玄米。計量・洗米した粒を水に浸けておくだけなので、手間としては他のお米の扱いと大差ありません。ただ発芽させるにはその浸水時間が長く、場合によっては丸二日ほど。

そこには大きなデメリットもあるけれど、代わりに得られるメリットもあり、私は後者に重きを置いて、今も発芽玄米食を続けています。

 

慣れてしまうと大した負担は感じなくなりますが、うっかり事前の仕込みを忘れてしまったときは発芽させずに炊飯をすることもあります。浸水時間が少ない場合は圧力鍋を使い、もちろん「発芽」もあきらめて炊くのですが、それはそれでいいかなと。こういうルールへの心持ちはゆるめに暮らしています。

ただ、夏に向かうにつれて少し戸惑うことがありました。気温の変化にあわせて、発芽するまでの浸水時間に変化があったんです。

  • 冬の浸水時間は、一日強~二日。ストーブを使っている日は短縮。
  • 夏の浸水時間は、一日弱。梅雨時の涼しい日でも丸一日はかからない傾向。

あたたかい季節ほど育ちやすい植物が多いように、玄米の発芽も春以降のほうが旺盛。四季の移り変わりで浸水時間を変えたほうがよさそうだなと体感しています。

 

発芽が早まるということは、炊飯時間を逆算して調整しないと意図しない状態にまで成長してしまうということ。育ちすぎても食べられないことはないようですが、味や食感が変わる(栄養価は下がる)とのことだったので注意は必要かなと。

また浸水させているだけでも腐敗(バクテリアが繁殖)してしまう場合があるので、夏場は「水の交換」も多めに行ったほうがよいのかなと思っていました。ただ今でも丸一日かけずに発芽してしまう場合があるので、真夏であっても極端に頻度を上げる必要はなさそう。

いずれも問題と呼べるほどのことではないのですが、お米の仕込みなどは365日同じことをくり返し続けていればいいと思っていた私にとって、季節にあわせた微調整が必要という事実は驚きでした。

 

変化があることには戸惑ったものの、改めて考えてみると「夏の発芽玄米」は楽だなとも感じています。

  • 浸水時間が冬よりも短い。
  • 常温の水でも問題なく発芽する。
  • 水仕事(洗米など)のハードルが低い。

などがメリット。

水を腐らせないための配慮は冬場よりも必要ですが、浸水時間が短縮できるぶん難易度はプラスマイナスゼロ。これまで挑戦してきた多くの発酵食についても夏のほうが失敗しにくいと感じてきたのですが、「発芽」もこの季節がおすすめかもしれません。

 

ちなみに全然関係ないのですが、昨年は枯らしてしまった「またたび」の挿し木、今年はたぶん根づいた、と家族から報告がありました。

食も植物も、成長いちじるしい季節に感謝です。

 

本日の猫と、どんどん無理やり化するアテレコ。

またたびが根づいたって!?

でかしたぞ!!

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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