こんばんは、ヤマネコです。
今日はハロウィン。私にとっては友人たちとのお泊りパーティーが恒例の日です。
と説明するのははばかられるくらいに、ここ数年は欠席つづき。でも今年は日帰り参加で友人たちに会ってきました。パーティーのメインは夜なので昼間はどちらかといえば準備のお手伝いでしたが、数年ぶりの再会を果たせた相手も多く、とても幸せな時間でした。
今の私の生活では独り時間が圧倒的に多いけれど、大勢ですごすのもやっぱり楽しいのです。
自分が口下手なぶん、誰かと二人きりになるのはちょっと気まずい。三人だと一人が席を外したときが心もとないし、できれば偶数名のグループで会うか、今日くらいの大人数ですごすのが気楽だな。
などと改めて考えてしまったのは電車での往復中に読む本を忘れ、手持ち無沙汰だったからかもしれません。でも誰かと会ったあとの帰路はいつもなら猛省タイムなのですが、それがなかったのは、やっぱり「大人数が気楽」の法則があてはまったのだと思います。
年々誰かと、とくに少人数で会うのが苦痛になっていきます。それが厄介なのは、相手が苦手だとか、会いたくないとか、そういう理由ではないこと。実際に対面したときに失敗したらどうしようとか、嫌われたくないという気持ちが強烈に働くからです。そして当然のように緊張するから失敗するし、失敗すれば再会へのハードルが高くなるし、悪循環の未来がほぼ確定しているとわかっているから。
何を隠そう私は「無言ではいけない!」という責任感というか焦燥感で、余計な一言、二言、三言を口走る常習犯でして。自分のそういう部分はとくに情けなくて、本当に嫌。
つまり、好きな人や嫌われたくない相手にほど会いたくない。
いや会いたいのだけど、会いたくない。
そんな己の思考回路が一番面倒くさく、つい考えるのを放棄する日々を送る私にとって、友人たちから声をかけてもらえるハロウィンパーティーはもはや天国でしかないのでした。
大半のメンバーは気心が知れているからそんなに気を使わない(そんなに使われない)し、おしゃべり大好きな人たちの集まりだから私一人が黙っていても浮かないし、なんならその空間にいながら勝手に読書を始めたとしても(そういう人もいるけれど)たしなめられることはないし、わいわいがやがや自由気ままで本当に楽。久しぶりに会う人たちのことを考えると往路はドキドキしたけれど、帰りの電車ではただ「ああ楽しかった」の想いで満たされていました。
このパーティーのあといつも思うのは、この人たちを大切にしたいな、ということ。
一人一人、全員とまんべんなく深い交流をしているわけではないんです。むしろ誰に対しても「二人きり」で会うのはためらってしまうのだけど、また来年のハロウィンで、それが再来年、その次の年でもいいから、みんなに会えたらいいなあと心から思える。他人から見たら違和感のある人づきあいかもしれません。でもこの距離感や一体感が私にとっては大切なんです。
今日は私の帰り際にみんなが玄関に集まりわざわざ見送ってくれる中、
「遅くともまた来年のハロウィンで」
という別れの言葉が交わせた幸せを噛みしめながらの帰路でした。
本日の猫。
顔の両脇に見えているのは、彼の美脚です。V字開脚中です。
体のやわらかさは今に始まったことではありませんが……
そのままふわっと寝ちゃうのも、彼の日常茶飯事です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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