とうとう劣化の、ガーゼケット。

こんばんは、ヤマネコです。

購入から九年目となるガーゼケットを愛用しています。

私は暑がりで夏場は上掛け一枚使わないときもあるのだけれど、基本的にガーゼケットは季節を問わず、365日使えることを前提に選びました。

ガーゼ生地にはひきつれなどに弱いイメージがあったので、和晒仕上げのヘリンボン織というのはとても魅力的でした。また私自身はそこまで肌が弱くないけれど、エコテックス規格などは品質の参考にもなりました。

たしか購入当時は毎日猫と一緒に寝ることを前提にはしていなかったはずなのですが、今となってはそのルールも大きく変わり、耐久性の高いものを選んでおいてよかったと思います。

そうして試し始めて、気づけば九年目。新品時の生地のはりは消えてしまったように思います。代わりに、圧倒的なふわふわ感を手に入れました。感触の柔らかさは素肌にもやさしく、今でも通年、快適そのものです。

本当に買ってよかった。
劣化したら、次も同じものを。

そう思っていたガーゼケットの生地に傷みを感じ始めたのは数ヶ月前のことでした。

最初は小さなほつれだったのですが、毎晩使うたび、洗濯のたび、徐々に被害が広がっていき、年末の寝具見直しのときにはかなりの傷み具合に。

横になって体に掛けたとき、ちょうど顔の辺りにくる位置です。ちょっとだけ縫ってみたのだけれど、あて布などはしたくない（顔にあたる）位置、かといって私の下手な縫い目では結局肌あたりが悪くなってしまいました。

丸八年以上、ほぼ毎日使っているものだからそろそろ買い替えてもいいかなと思ったのですが、ひとまずはひっくり返して使うことに。

こうしてから一ヶ月ほど。とくに不便なくしのげています。

一般的な感覚かはわからないのですが、私はこれまでずっと、ガーゼケットの上下も裏表も決めて使っていました。常にガーゼケットの同じ位置が、顔の辺りにくるように。足側も左右も同じです。

上下に関してはデザインに違いがあるわけではないのだけれど、タグの位置で見分けがつきます。なんとなく顔側と足側で自分の中にルールをつくり、ベッドメイクのたびに位置を整えるのが習慣でした。

とはいえ同じように洗濯機で洗う中、足側だから特別汚いということもないはず。ひっくりかえした初日こそ慣れない向きに違和感もあったけれど、今となってはまったく気になりません。これでしばらく、できれば更に数年は使えたらいいなと思っています。

買い替えを躊躇するのには出費がかさむという理由ももちろんあるのだけれど、せっかくふんわり柔らかく育ったガーゼを手放すのが惜しいのです。

実はこのガーゼケット、最初の一枚を購入した三年後に買い足しています。だから使いこんだものと新品の差も体感ずみ。新品のはりのある感触も好きだし、一度洗濯をするだけでも空気を含んだガーゼケットは柔らかさを増します。とはいえ数年がかりで変化した柔らかさには届きません。また時間がかかるという認識でいます。

そんなわがままを通すのも、さすがに今回は無理かと思ったけれど……

ひとまず素人の下手な縫い目は足元に追いやり、なんとかしのげているので少し寿命を延ばすことができました。

また別の場所がほつれ始めたらいよいよ新調を考えるべきだと思いつつ、できれば今冬はこのまま使い続けたいなと。とくに冬場は肌にすいつくようなくったりとした柔らかさが心地よく、買い替えるなら春以降に。夏場のほうが新品時のさらさら感を楽しめそうだと思うのです。

幸い、どうやら同じガーゼケットの販売が続いているようなので、次もやはり同じものを購入するつもりで検討します。

実は税率が変わった以外に現時点で大幅な値上げはなし。そんなところも魅力でした。

本日の猫は、年末の写真から。

ほつれたガーゼケットの撮影をした日の弟猫、その下半身。

これからも同衾する猫たちと気持ちよくシェアできる寝具を選んでいきたいです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。

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