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猫にとって、ふわふわ毛布とは。

こんばんは、ヤマネコです。

少し前に、ロハコで起毛素材のミニブランケットを買いました。

買い物のメインはハロウィン準備のため。いきなり余談ですが、友人たちと毎年ハロウィンパーティーを開いていました。今年は感染症の影響であえなく中止となったのだけれど、友人たちのお子さんへお菓子などを送りたいと個人的に準備を進めていました。ロハコの利用もその一環でした。

 

ブランケットを買ったのは、そのついで。予定外だったのだけれど当たりだったなと。

とくに弟猫が「これはずっと前から自分のものでした」という顔で愛用中です。

 

実は以前、このミニブランケットとよく似たものを持っていたことがあります。購入したのは私が十代か、二十歳前後の頃。それを数年前まで現役で使っていたのだからだいぶ長いことお世話になって、そのぶん汚れや傷みなど蓄積されていた、という理由で手放すに至りました。

でも化繊素材にもかかわらずさほど静電気が気にならなかったり、付着した猫の毛を落としやすかったりと使い勝手がよかったので、機会があればまた買ってもいいなと思っていたんです。ただ購入時期を考えると昔と同じものが手に入るとは思えず、見た目が似ているものでも再購入には慎重でした。

今回はたまたま冬じたくを進める最中、注文直前のロハコで見かけた。そんなタイミングありきでの買い物になりました。

通販ゆえ実物を見ないままでの買い物でしたが、結果的に、かつて私が愛用していたブランケットにだいぶ近いものだなと実感。まったく同じというわけにはいかないけれど、心配していた静電気なども今のところ気にならず、新旧ともに同じ感覚で使えそうだと、冬を前に期待がふくらみました。

 

このブランケットなのですが、前述どおり弟猫が放しません。「だいすき」「これ、すきです」としきりに訴えてきているのでは? と感じるほどに、ふみふみしたり、ごろごろしたり。

ただ彼はこれまで化繊素材のものを嫌がることが多かった子なので、私としては何がそんなにお気に召したのだろう? と不思議でなりませんでした。起毛素材も色々試してきたけれど……と考えて、ふと思い出したのは二年前のちょうど今頃。まさにハロウィン前に使い始めたベッドパッドのことでした。

そうだ、私、あのときちょっとひどいめにあったのだ。

簡単にまとめると、ちょうど二年前に新しく買ったベッドパッドを当時新入りだった子猫がお気に召し、夕方から寝入ってしまい、いざ人間が就寝しようとしたときには、すっきり目覚めた子猫のテンションが最高値。大暴れする子猫の横でなんとか眠りについた人間は翌日体調を崩した、という話。

いえ、私の管理不行き届きゆえの自業自得だったのですが、あれもハロウィン前後の出来事だったなと気づいて独りで笑ってしまいました。

そしてこのときのベッドパッドこそが「起毛素材」だったんです。

今回購入したブランケットほどではないけれど、毛足の短めな起毛素材はふかふかで当時の新入り子猫を魅了しました。

そして成長した彼は、再び、新たな起毛素材のとりことなりました。

 

つまり彼は、こういうやわらかい、よく「マシュマロタッチ」などと表現されるふんわり起毛が好きなんだなと。

起毛が硬めではダメ。太めでもダメ。更におそらく同じマシュマロタッチであっても、起毛の地布がある程度ふかふかしていないとダメ。色々試してきた中での反応を思い返すと、結構こだわりがあるようです。

そして思い至ったのは、うちの弟猫は、猫が好きなのかもしれない? ということでした。

 

このタイプの起毛素材は人間の肌でふれても滑らかで気持ちがいいと感じるけれど、被毛の深い猫にはどんな感触なのだろう? と想像してみることがあります。人間が髪のある頭部でふれるのともまた違うのだろうな、と思うとなかなかうまくイメージできないのですが。

色々想像してみた結果、「猫同士の接触」に近いのかもしれない、というのが現時点での結論。

ブランケットの表面を撫でてみると猫の背中のようななめらかさ。実際に猫がこのブランケットにふれると、他の猫とくっついているような感覚になるんじゃないかな、と。

それが弟猫にとってとても魅力的だったのかな、と思うのです。

この弟猫は、他の猫と寄り添って眠ることがほとんどありません。真冬など本当に寒いとき、稀にくっついている様子を見かけることもあったけれど、本当にとても珍しいし、結局長くは続かないようでした。

 

この弟猫は、2018年の夏の終わりにわが家にやってきました。その前に、一ヶ月か、二ヶ月か、おそらく親兄弟とはぐれて独りぼっちでがんばっていた期間があった。がりがりに痩せても、土砂降りの中で雷鳴がとどろいても、一生懸命に耐えて、生きて、ずっと独りですごしていたのだと思う。そんな影響もあって、同じ猫に寄り添うことが苦手なのかもしれない、と想像してしまいます。

一方で、くっつきたい気持ちもあるのだと思うんです。くっつきたいけど落ち着かなくて、試してみても長くはもたず、そのせいでやきもきしている印象でした。

 

だから起毛のブランケットは「相手の猫の代わり」なのかもしれないなと。

何もかもが私の想像でしかありませんが、実際に彼がお気に召す起毛素材というものが存在していて、そういうものに出会ったときは好き好きアピールに余念がない。これを敷いてあげると飛び乗るし、持ち上げると中に滑りこんでいく。全力で「これが大好き」を伝えてくれる弟猫です。

兄猫たちがそばにいるのにブランケットとしか添い寝ができないのはさみしいのでは? と人間の私は勝手な老婆心を働かせるけれど、弟猫にとっては相思相愛(?)のブランケットと出会えて幸せの絶頂かもしれない。

そうなると、夏にはブランケットと兄弟喧嘩(?)を始める可能性もあるなあ……と完全に余計な心配も始めつつ、今冬は敷いたり巻いたりを全力で堪能してもらえることを願っています。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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