役には立たない、古ぼうき。

こんばんは、ヤマネコです。

少し前の話になるのですが、祖母の遺品の中から見つけた古いほうきをいただきました。

人づてに聞いた話なので正確かはわからないけれど、どうやら祖父がつくったものらしい、とのこと。私の親族はものづくりを生業とする人間が多く、そうでなくても手先が器用な人が不思議とそろっています。そして祖父も例外なく、むしろ私の記憶の限りではその筆頭とも呼べる存在でした。

 

そんな祖父の手づくりほうき(棕櫚や竹など)というのは他にも存在していて、これもそうだと言われても不思議はありません。

祖父の手づくりほうきは以前にも試してみたことがあります。自然素材の雰囲気も、使用感も、どれをとっても好みで、本当ならそのまま定着させたいと思っていました。ところが、うちの猫たちが猫草感覚で棕櫚の毛先をおやつにしてしまいそうになり、使用を断念した過去があります。後ろ髪をひかれつつも、こればかりは自宅で使うのが難しいなと。

それ以来、自然素材のほうきをわが家の床掃除に取り入れるつもりはなかったのですが、今回のほうきならいいかなと思ったんです。

 

なぜなら、ミニチュアサイズだから。

祖母のためにつくった、というのは、どうやら台所道具のお手入れをするために、ということ。これもまた聞きの話なのですが、私がイメージする祖父母らしいエピソードなので真実に近いものだと思っています。

 

この小さなほうきを手に入れて以来、仏具の日常的なお手入れに使うようになりました。正直あまり汚したくないという想いもあって、半分飾りもの、半分お手入れ道具という感覚なのですが、今は大事に残しておきたいなと思いながらお仏壇の一角に添えています。

たぶん猫に見つかったら遊ばれてしまうんだろうなという心配から隠して(?)おいたのですが、少し前にブログにのせる写真も撮りたいからとお披露目してみました。

この写真ではすごく嫌そうな顔をしていますが、私の撮り方が悪かっただけでとくに怒っているわけではないと思います。

どちらかといえば……

やっぱり遊びたい様子。

棒の先端にふさふさしたものがついている時点で、猫じゃらしも同然なのかもしれません。とはいえ、まだこれをあげるわけにはいかないのですが(食べてしまう可能性を考えればこの先も無理そうです)。

 

これは「必要なもの」とは言い切れず、そういうものを増やすことには慎重な暮らしをしている身。でもこれは捨てたくないなという一心で残しています。

そういえば、私が幼少期に大事にしていたお人形の家具や雑貨も祖父がつくってくれたんです。そして祖母は祖母で、お人形の洋服や着物もつくってくれた。当時はそのすべてをとても大切にしていたはずなのに、なぜかすっかり忘れていたようでした。

残念ながらどこまで記憶をさかのぼってもこのミニチュアほうき自体とふれあった過去はない気がするけれど、時代を超えて、時代をつなぎ、祖父母のことを思い出すきっかけのアイテムとして永くおつきあいしたいなと思っています。

(猫に奪われないように気をつけながら)

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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