こんばんは、ヤマネコです。
数日前に友人から教えてもらい、宮崎徹医師のことを知りました。
私もまだネット上で簡単に見つけられるわずかな情報でしか存じ上げないのですが……
- (もともと獣医ではなく人間の)医師であり、研究者。
- 猫の腎不全を改善・予防するネコAIMを研究されている。
- 近いうちにその研究が元となる薬やキャットフードが実用化される。
近いうち、というのは、早ければ今年中とのこと。
腎不全の改善に期待できる薬やフードが、今年中には実用化されるかもしれない。
私にとっては突然のニュース。
でもずっと願っていた未来。
現時点ですぐに選択肢に入れられる対策ではないけれど、机上の空論でも、夢物語でもありません。少しずつ距離が縮まっている、現実世界での話。その話題だけで未来が拓けたような気持ちになり涙が出てきました。
とくにこちらの記事(対談)はわかりやすく、内容からとても感銘を受けたので、興味のある方はご覧になってみてください。
以下、ちょっとまとめのような、上の対談記事のネタばらしになります。
ネコ科に多い腎臓病。原因は明確ではないものの、この研究が進めば寿命は30年! くらいにまで延ばせるかもしれない。いずれは人間にも応用されていき、その寿命は120年まで想定できる可能性が。
気がかりな薬価は、需要が高まることで抑えられる可能性を示唆されています。猫と腎臓病は切っても切り離せない問題だと感じているので、将来的なコストについても期待できるのではないかなと。
尚、情報の中には動物実験に関する話題も含まれているので、抵抗のある方は検索や閲覧の際に重々ご注意ください(先の対談記事内に直接的な表現はありません)。
動物実験については私の中でも様々な想いがあって、賛成とも反対とも一言では言い表せません。感情的な判断であれば全面的に反対です。なくなってほしいと心から願う。でもそれをきれいごとだと思う自分がいます。
過去に存在した無数の犠牲の上に、今の私たちの暮らしや健康が成り立っていることを理解しています。将来的にも、その犠牲の上で家族が救われる日が訪れるだろうことを想像できます。それでいい、とはいえないのに、それを否定することもできない。研究者の方々が頑張ってくださっていることを知りながら、それに肖ろうとしながら、自分が手を汚すようなことは選べない、とても身勝手な話だと思う。愛猫の闘病生活を見守る中ではことさら強く実感し、今日にいたります。
今は自分の考えすらまとめられないため、このテーマでこれ以上は書くことができません。
現時点で、わが家には早急な処置を必要とする子はいないものの、腎機能についてはすべての猫たちに対して日常的に気をつけてあげたい部分。食事や飲み水の見直しもそこにつながっていくと考えています。
今回の情報はそこに加わる強力な味方。救世主と呼んでも大げさではないかもしれません。
私自身はそんなにまで長生きしたい気持ちはない……というか正直うまく想像することができないのだけれど(でも家族ともども元気なら120歳も楽しいとは思う)、具体的な寿命以上に病気で苦しむことなく生きていける可能性が高まること。それは朗報に他なりませんでした。
今のところは期待を寄せて待つしかない状態。実用化されていない段階だからこそ、思うように進まない可能性はあるのだと思います。それは変わりません。そうなったときの絶望感を想えば、半端な希望は持たないほうがいいのかもしれない。
ただ、私はこういう研究はなかなか進んでいないものだと思っていました。あきらめていたし、はなから希望を持つことすらできていなかった。だからこんな形で状況が大きく動くこと、その可能性が現実的に見えてきたこと自体が本当にうれしかったんです。
今は、以前よりずっと明るい希望をもって猫たちと暮らしていけそう。そんな情報と出会えたことに深く感謝しています。
本日の猫。ちなみに彼の写真をはさんでしまいましたが、彼は現状維持を守っていきたい健康体です。
場所は昨日のブログで書いていた季節限定の寝床。
ぐっすり眠る弟猫にちょっかいをかけて起きてもらったのですが……
ちょどいい枕を見つけた、とばかりにそのまま再び寝入ってしまいました。いたずらを仕掛けた私の自業自得です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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