気ままな珍客に、悩む。

こんばんは、ヤマネコです。

数ヶ月前からなのですが、ちょっと悩んでいることがあります。

それはわが家にふらりと立ち寄るお客さまのこと。

 

昔は家の中が片づいていないからという理由で急な来客を敬遠していたけれど、ここ数年、その心配はあまりしなくてすむようになりました。それでもお迎えする機会自体はあまり増えることがなく、それは私自身の交友関係が狭いことや、家族もどちらかといえば「迎える」より「出向く」ほうが気楽らしい、性格的な理由が大きいのだと思います。

とはいえ、今回はそれとはまったく関係ありません。

珍客、というのは玄関タイルの上にうずくまる弟猫の視線の先。

すりガラス越しに見えるのは、夏の終わりの時分から突然見かけるようになったハチワレ猫。ちなみにどうやら女の子。珍客というのはこの子のことです。

 

この子の耳はカットされており、どうやらさくらねこのようです。簡単にいえば不妊手術済みのしるしがついていました。あまりにきれいだしやせ細ってもいないので帰る家を持っている子のようでもあり、でも首輪はないので野良猫のようでもあり、人慣れしているので地域猫と呼ばれる存在のようでもあり、とはいえあまり野良猫の多い地域ではないため、いつもはどこにいるのか不思議に思うばかりです。

(さくらねこになった後で、どこかの家に引き取られている可能性なども考えています)

わが家に立ち寄るのは、いつも昼過ぎから夕方頃。今の季節でも晴れてさえいえれば比較的あたたかい時間帯。それが彼女のお散歩タイムなのかもしれません。その道中、わが家に猫がいることに気づいたらしい彼女はたびたび家の中を覗いてくるようになりました。

とくに何かするわけでもなく、小一時間もすれば立ち去るので、それ自体はとくに困ることもないのだけれど……

彼女がやってくるたび、家の中の猫たちが次々と威嚇し始め、騒然とするんです。

うううと唸ったり、しゃーっと牙をむいたり、しっぽをふくらませたり、窓越しに飛びかかろうとしたり。逆に、窓には近寄らずに部屋のすみで隠れるようにしている子もいて、どうにもストレスになっている様子。

 

間取り上、猫たちの部屋から屋外への脱走はできないように考えてあります。ただ外が覗けるような窓はたくさんあるため、家の周りをよその猫が歩いていれば、その姿を追うように猫たちも窓から窓へと移動しひたすら怒っています。

弟猫は私について家じゅう歩くこともあるため、こうして玄関で彼女と遭遇することも。

もちろん扉は開けないけれど、彼女がやってくるたびに家の中はちょっとしたパニック状態。

 

私個人は、庭に野良猫がいてもさほど気にしません。そこは猫好きのさがというか、うちの子だって(本当に気をつけてはいるけれど)いつ脱走してよそのお宅に迷惑をおかけするかわからないのでお互いさまというか、ある程度は仕方なし。むしろ私自身は外で猫を見かけることがちょっと嬉しくもありました。

ただ、わが家の猫たちのストレスになっていることが悩ましい。

野良かもしれない彼女がやってくる日時は本当に不規則。連日のように見かけることもあれば、二週間ぶりくらい? と思うこともある。雨風が強い日はおそらく来ていないけれど、晴れているから確実に来るというわけでもありません。

各窓にかかっているカーテンやロールスクリーンは猫たちが簡単にくぐれる(窓の外を見られる)ので、対策としては力不足。でも昼間のうちから家じゅうの雨戸を閉め切るわけにもいかないし、家の中で猫たちを拘束でもしない限り「見えないようにする」というのは難しいことでした。

屋外の猫避け対策アイテムが多々あるけれど、野良猫にとっても身体に害のあるものは使いたくありません。そもそもにおいや音などはうちの子たちにも悪影響を起こす可能性もあるので、やはり却下。高い塀で敷地を囲んでしまうのも現実的ではなく、ここ数ヶ月、ずっと悩んでいたんです。

 

ところが私があれやこれやと対策検討でもたついている間に、うちの猫たちも若干慣れてきたのでは? と思えるようになりました。

相変わらず、件の猫がやってきたときはほとんどの子が窓に顔を寄せて外の猫を眺めています。ただ、以前ほどは延々と怒っている様子もなく、なんともいえない表情で外にいる子の動向を観察しています。それこそ屋外の野鳥を眺めるのと大差ない雰囲気。当初は部屋のすみで縮こまっていた愛猫も、家の中にいれば安心という気持ちなのかいつものベッドで昼寝を継続するようになっています。

正直なところ、今回の対策については何もしないうちから行き詰っていたので、この変化には心からホッとしました。今後もできることは考えていきますが、うちの猫たちが「彼女は敵ではない」「家の中にいれば問題ない」と思ってくれたら一番ありがたいことだなと。

 

もう一つ考えていたのが、外の猫を保護すること。

わが家の場合、環境や生活的には新たな猫を迎えることも可能です。猫との暮らしや、新しい猫を迎える流れについては多少の知識と経験を得ているし、保護についての心構えも常々検めています。先住猫との相性や感染症などの気がかりもゼロではないけれど、まずは各種検査を受けてもらった上で部屋を分けて暮らす選択もできるはず。

ただ本当に野良猫なのかの確信が持てず、いつも踏みとどまっていました。怪我や病気でつらそうなら、あるいは雨や雪の中でうずくまっているようなら、すぐにでも手を出さずにはいられなくなるけれど、わりとふくよかで毛並みもよく、足取りも軽やかで晴れの日にしか見かけない彼女。

勝手な保護がトラブルを招く可能性もあり、見かけるその子が元気そうなうちは動かないことに。

本音では、すべての猫に帰る家があってほしいと願っています。一方で、野良猫(地域猫)が穏やかに暮らせるのが、私にとっては理想の土地でもあります。

これから本格的な冬を迎える時季なので、それが今一番の心配事。再会の都度気にかけながら「時々やってくる地域猫」として見守っていきます。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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