茶道を通して考える、必要な食器えらび。

こんばんは、ヤマネコです。

スキマ時間を使って、先日宣言していたフルーツ大福をつくってみました。

白玉粉・水・砂糖をレンチンして求肥をつくり、伸ばしてコーンスターチをまぶした求肥で餡子やフルーツを包めば完成です。材料があれば所要時間は10分弱。

包んだのは…

キウイフルーツ。キレイな切り口でなくてごめんなさい。

フルーツ大福は、ほどよく酸味のあるフルーツと白あんの組み合わせが好き。フルーツも水分が多すぎないもののほうが扱いやすいので、苺大福は合理的な食べ物だなと思います。キウイフルーツもなかなかでした。

そして再び、お抹茶を点てました。

前回、前々回と誤って季節外れの平茶碗を使ってしまいましたが、今回は半筒型のお茶碗で。大福の包み方が甘く、更にちょっと大きすぎた以外は及第点かなと…。

お抹茶碗

抹茶碗にも色々種類がありますが、形状だけでざっくり分けると、よく使われるのは筒型(半筒型)と平型。筒型というのは文字通り背の低い寸胴タイプのお茶碗で、平型というのはごはん茶碗のように、ひっくり返すと富士山型になるようなお茶碗です。

季節によって使い分けるお作法

私はなんとなく平型が好きでうっかりしていましたが、本当は季節によって使い分けるもの。

  • 筒型(半筒型)…深さがあって冷めにくい形状
  • 平型(椀型)…開口部が大きく涼しげな形状

だから一般的には、平型は夏用の茶碗。

先日、私が使っていたのはまさに平茶碗なので、1月の、しかも初釜と表現する場で使うのには季節外れなのでした。

お抹茶碗だけではない「使い分け」

自宅で楽しむお茶なので好きなものを好きなときに使えばいいと思うのですが、せっかく半筒型も持っていたので今日はそれを使いました。

そしてこの抹茶碗の使い分けから、思い出したことが一つ。

洋食のためのうつわ

現在わが家には「スープ皿(スープボウル)」というものがありません。カレーは平皿でも問題なかったし、シチューなどのスープものは小丼のような汁椀に盛っており、なくても不自由ないなと手放してしまいました。

でも本来、洋食のスープなどを丼に盛り付けるのは、合理的ではないと聞いたことがあります。

どんぶりとスープボウル

丼から見ると、浅め。
皿から見ると、深め。

そんな中間的な深さの、スープ皿。

スープ皿が必要な理由

洋食のスープ(シチューなど)は小麦粉でとろみをつけることが多いため、深い丼に盛りつけると冷めにくく、つまり食べにくくなってしまいます。一方、和食のスープ…汁物(味噌汁など)は、とろみづけをしないサラサラした液体のものが多いので、深さがないと食べにくいし、冷めやすくなります。

本来は、食事中に「うつわ」を持つか否か(和食は持つ、洋食だと置いたまま)など他の要素もあると思いますが、今回は省略しています。

抹茶碗と同じ考え方で、そういう視点で見ると、洋食用のスープ皿を丼で代用するのは妥当とは言えませんでした。

作法をどこまで重んじるか

でもわが家ではそこまでの作法…というか、洋食(洋食器)のルールを重んじることはなく、シチューも深さのあるうつわに盛りつけてしまいます。そしてたしかに、舌を火傷することもありました。それは個々に気をつければどうにかなると思うのですが、うつわを変えればもっと簡単な話かもしれません。

本当に大切なこと

こういうときに考えるのは、物理的な持ち物の数を優先させた「代用できるかどうか」ではなく、その先。もし現在、丼より浅いスープ皿とスプーンが目の前に並び、マナーがわからず困りそうな家族がいるなら、私はスープ皿を買うと思います。

いざという場面で、家族が恥をかくことがないように。

おわりに

どんな持ち物にも言えることですが、「何を大切にするか」によって、ものの選び方が変わる。食器の選び方も変わる。

一人茶席をしつらえながら、わが家にスープ皿が必要かな?と再び考えをめぐらせてみたのですが、たくさんの食器を持ってもうまく活用できるほど私に料理の腕がない…という点を反省しつつ、今は家族に気をつけてもらいながら、洋食にも丼を使っていこう、というのが本日の結論です。

 

そして本日の猫。

一階と二階を行ったり来たりする私を、同じ場所でずっと眺めていた彼。

実はちょっと、蹴っ飛ばしてしまいそうで…どいてほしかったのですが、話しかけたら目を逸らされました。

ずっとこっちを見ていたくせに…と思いながら、肩をもんでおきました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。


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yamanekotora
子どもの頃に拾った猫を飼い始めたつもりが、いつの間にか猫に仕えるように暮らしています。猫にかしづく、それも幸せ。 ものづくりをライフワークにしています。